オトコのコ オンナのコ

小泉今日子 オトコのコ オンナのコ歌詞
1.赤い金魚

作詞:小泉今日子
作曲:菅野よう子

あの娘が家に来て、僕のこと見てる。
魚眼レンズに映るとき僕は、きっと変な顔。

これでも、あの娘は、真っ赤な尾っぽを可愛く揺らしてる。
クチビルも赤…。

透き通ったガラスの金魚鉢は、ずっと空っぽだった。
あの時、あの娘が、偶然、僕のこと見つけてくれたのさ。

赤い赤い金魚。
水の泡の様に切ないkissをした。
「もう夏が終わるね」小さな声で言って、月の灯り見つめてる。

このまま、蒼い蒼い夜に、君が溶けてしまいそうで怖くなって、
また君を抱きしめてしまう。

プールにうかんだまあるい月が、ゆらゆら一緒に揺れてる。

赤い赤い金魚。
水の泡の様に切ないkissをした。
「ねぇ、夏が過ぎても、秋の風が吹いても、僕のそばにいてくれる?」

このまま、蒼い蒼い夜に、君が溶けてしまいそうで怖くなって、
また君を抱きしめてしまう。


2.サボテン

作詞:小泉今日子
作曲:森若香織

雨が降ってる さっきからずっと
心は もう びしょ濡れで

雨が降ってる あの人が サヨナラ言った瞬間は
まるで大型の台風 緑の森に被害

みんなシッポ丸めて 何処かに逃げて行った

日の当たる ベランダには
あの人がくれた砂漠のサボテン
抱きしめてみたら 胸が余計に痛くって
涙が零れたの 湿っぽいのキライかな?

雨が止んだら きれいな虹が見えるかな?
七色の…。

虹を渡って 悲しみにそっとサヨナラを出来るといいけど

台風の傷は 意外に深いみたい ちょっと立ち直るには
時間がかかりそう

日の当たる ベランダには
あの人がくれた砂漠のサボテン
抱きしめてみたら 胸が余計に痛くって
涙が零れたの 湿っぽいのキライかな?

オアシスはもう近いよ
ベランダのサボテン 砂漠のサボテン
七色の虹を渡る
ベランダのサボテン 砂漠のサボテン

オアシスはもう近いよ ベランダのサボテン 砂漠のサボテン
七色の虹を渡る ベランダのサボテン 砂漠のサボテンは
湿っぽいの キライだよ


3.Dream Recorder

作詞:小泉今日子
作曲:菅野よう子

ある日、僕は地下鉄の中で眠ってた。
ガタン、ゴトン、ガタン、線路のリズム、催眠術だ。

僕が降りるはずの駅は、とっくに過ぎて、気が付いたら、不思議な町に、
僕は立ってた。

逆立ちで歩く人、どこかへ消えていった。
猫は空を飛び 犬は酔っ払ってた。

仮面を被った駅のおじさんが言った。
「残念だね。 次の電車は100年先だ」

僕は、泣きながら線路の上を歩いた。
トンネルを抜けたらそこはベッドの上だった。

心配そうにママが僕をのぞきこんで、
「悪い夢でも見たのね」って 抱きしめてくれた。

Dream Recorder を下さい。
僕の夢見せてあげたい。
Dream Recorder を下さい。
ママにも見せてあげたい。

ある日、僕は地下鉄の中で眠ってた。
ガタン、ゴトン、ガタン、線路のリズム、続きは明日。


4.For My Life

作詞:小泉今日子
作曲:菅野よう子

カワイイ子猫拾って来ただけなのに
パパもママもスゴイ剣幕で怒り出した

こんな事じゃアタシ ホントのオトナになれないんじゃないかと思ったの

いつまで子供扱いすれば気が済むんだろう? もう! イヤになっちゃう
いくつだと思ってんの?

そんなケンカがきっかけで アタシ一人暮らしを始めた
正確に言えば 一人と一匹暮らし アタシのsingle life

ベランダで育てた バラの鉢植え
カワイイ赤いのが咲いてた
今日はイイ事ありそうな気がして 真っ赤な口紅塗って仕事に出掛けてみた

いつものバスに乗って 押し潰されていたら 目の前に真っ白いシャツ
そしてアタシのkiss mark

そんな出会いがきっかけで アタシ達の恋は始まった
真夜中に彼と長電話してたらコードに猫がじゃれた

クルクル 猫ジャラシ
クルクル 猫ジャラシ

もしかして
ヤキモチやいてんの?

一人暮らしがきっかけで アタシの人生は急展開
正直な所 二人と一匹以上が 夢ね for my life


5.部屋に帰ろう~When I die

作詞:小泉今日子
作曲:菅野よう子

風が強いから部屋に帰ろうよ
風邪ひくよ

雨が降って来た部屋に帰ろうよ
諦めよう

奇跡は簡単に起きない
予言はあてにならない

目に見えもしないこと怖がるなんて
バカらしくなってきちゃう さあ帰ろう

ハーブティーでもいれようか?温かいやつを
あなたの好きなテレビがもうすぐ始まるよ

宇宙にロケットが飛ぶような時代
タイムマシーンもそのうちに出来る
私たちの未来はどこ行くの?

取り敢えず進むしかないね
あなたがいれば問題ない

二人だけが持ってるこの部屋の鍵
お揃いのペンダント鎖つけて

好きな色のドアを開ければもうそこは未来
同じ鍵を持っているから きっと間違えない

好きな色のドアを開ければもうそこは未来
同じ鍵を持っているから きっと間違えない

チックタック時計の針 チックタック時は過ぎて
ここは 未来
リンドン教会の鐘が鳴る 静かな町
ここは 未来

幸せだった 人生

同じドアを開けて
ずっと二人で歩いて来れた日々を

そっと神様に感謝して 瞳閉じて眠る そんな
幸せだった 人生

二人で聴いたラブソングのメロディーは切なく
二人で拾った貝殻は海の音 聞こえた
二人で泣いたあの映画の美しいラストシーン
二人で写った写真には若かったあの日が


6.オトコのコ オンナのコ

作詞:小泉今日子
作曲:奥田民生

オトコのコ オンナのコ
出会ったなら 何をするの? 何をするの?

オトコのコ オンナのコ
出会ったなら そりゃするコトはひとつ 決まってる

胸がドキドキするコトは まだまだ若さの証拠でしょう
ステキなコトです

手をつないでみたり
街をブラブラしたり
キスをしたり

とにかくステキな恋をしましょうよ

オトコのコ オンナのコ
恋をしたら そりゃイイコトばかり 決まってる

胸がキュンと痛むコトは まだまだ若さの証拠でしょう
ステキなコトです

キレイになっちゃったり
オトコらしくなっちゃったり
リッパになって

まわりの人にも褒められるでしょう

恋をして 悲しいのなら

それもきっと勉強 スキになったらしょうがない
ナミダぐらいは出し惜しみせずに行きましょう

そしていつかは 誰にも負けない恋をしましょう


7.ポマード


8.壊れたギター

作詞:小泉今日子
作曲:鴨志田琢・北上リュンヌ

あぁー 切ない音
あなたが弾くギターは溜息
あぁー 悲しい恋
私は上手く唄えないから

いつも あなたの気を引く オシャベリばかりが
上手になってしまう 空回りしてる…。

部屋の隅に壊れたギター
それはきっと 私の姿

あぁー 切ない音
あなたが弾くギターはためらい
あぁー 淋しい恋
私は上手く合わせられない

きっと あなたと私は音楽にならない
美しい音楽に 空回りしてる…。

部屋の隅に壊れたギター
それはきっと ただのガタクタ


9.インタビュー


10.僕の部屋の窓

作詞:小泉今日子
作曲:菅野よう子

僕の部屋の窓には
太陽が来ないから

机のスタンドだけで 小説読んでた

僕は憶病だから
太陽が怖いから

ぼんやりと月が照らす 世界を見てる

君のことを考えてた
僕を 君を 全てを許してね
君はあの時 僕を見てた
なんにも出来ない僕を…。

僕の部屋の窓から
そっとお祈りをした

傷ついた君が何処かで 笑ってるように

僕の部屋の窓には
太陽が来ないから

退屈な教科書は もう必要ないんだ

僕は憶病だから
太陽が怖いから

ぼんやりと月が照らす この町が好き

君のことを考えてた
夜を 君を 全てを独り占め
思い出した 君はあの日
「ゴメンネ」と僕に言ったんだ

僕の部屋の窓にも
太陽が来るように

もう少しだけ僕が 強いといいな


11.大事な気持ち

作詞:小泉今日子・菅野よう子
作曲:菅野よう子

今は午前2時、窓には三角チョコレートケーキみたいな空。
今頃あなたは遠く、ロシアよりもっともっと遠く、きっと白夜。

そっか、時差があるからお昼かな? そっちはどうですか?
御飯など口に合う感じ? 寒いの? 暑いの?

私、相変わらずにしています。

今は午前2時10分。あなたからの国際電話。
元気でいると言ってしまった。 1秒が高いから、考える暇もなく、
せわしなく、容赦なく、私から電話を切ってしまう。

結局、いつもなにも言えない。大事な気持ち。
ひとこと、言いたいだけなの、たった一言…。
早く帰って来て。

今は朝の5時。きれいなブルーサファイアみたいな空。
あなたの声がまだ残ってる、さっきの電話 そっと耳に。

なんだか眠れなくって、本を一冊読んだ。
そっちはどうですか 疲れてない?
私、あなたのことが大好きです。

今は5時20分。ソファーの上に グレイのセーター。
無造作なとこがあなたらしい 肩にそっと羽織った。あなたの匂い…。
切なくて、淋しくて、今すぐあなたに会いたくなるの。

だけど いつも何も言えない。大事な気持ち。
ひとこと、言いたいだけなの。たった一言…。

早く帰って来て。

早く帰って来て。


12.深い緑のベルベット

作詞:小泉今日子
作曲:菅野よう子

どこまでも続く草原は 綺麗な緑のベルベット

それが二人の恋のイメージ とても静かに...。

ささやかな風が吹いている 君の髪の毛を揺らしてる

水の音が聞こえる 遠くで とても静かだね…。

瞳を閉じて 草の上に寝転ぶ
倒れた草が二人のカタチ残して行く それは目印
永遠…。

君に出会った 遥かな草原 深い緑のベルベット
僕らはきっと約束したんだね
抱きしめた時 涙が溢れた 深い緑のベルベット
僕らはやっと巡り会えたんだね

朝露に濡れた草原に 一粒の雫 光ってる

それはあの日の君のイメージ とてもキレイだね…。

瞳を閉じて そっと耳を澄まして
僕らが出会う流れを忘れない様に 心に刻もう

永遠…。

君に出会った遥かな草原 深い緑のベルベット
僕らはきっと約束したんだね

抱きしめた時 涙が溢れた 深い緑のベルベット
僕らはやっと巡り会えたんだね

雲のすき間に一筋の光 深い緑のベルベット
僕らの記憶 照らしてくれるよ